滅菌システムのご案内
安心して治療が受けられる様に、特定化学物質作業主任の免許を取得している者の指導の元、厳重な滅菌処理を行っています。院内での滅菌処理はもちろんの事、滅菌処理できないものについては外部業者へ依頼し、患者様のお口に触れるすべての物において完全滅菌状態を保ち、院内感染を予防しています。
液中に超音波を放射し、液中の無数の気泡が爆発した時の衝撃波で、洗浄物に付着した汚れを剥離させる洗浄方法を用いた卓上の超音波洗浄器です。血液や唾液などの微細な汚れに効果があるとされています。主に診査用具等の洗浄に使用し、洗浄後滅菌処理を行います。
ハイクロソフト酸化水は、次亜鉛素酸の酸化反応により殺菌を行う非常に安全で応用範囲の広い衛生水です。 現在多くの病院で院内感染防止の為に利用されています。従来の消毒剤には無い高い除菌力を持っており、約7分で、細菌、ウイルス、芽胞など全ての菌を死滅させるデータがあります。主に機器の洗浄や口腔内の洗浄に使用します。ハイクロソフト酸化水は食品の除菌などにも使われており、従来の消毒剤の様に環境に悪い影響を与えません。
高温高圧に耐えうるハンドピース等の器具については高圧蒸気滅菌器にて処理を行います。121℃~132℃の高圧の蒸気で処理を行う事により、器具全体に滅菌処理を施す事が可能です。毒性も無く、環境にも悪い影響を与えませんので現在は多くの病院で利用されています。
高圧蒸気滅菌器に対し、高温高圧に耐えられないプラスチック製の物などの滅菌に使用します。内部にトレーがあり、ホルマリンで殺菌した後フィルターを介した清潔なエアーを循環させ、器具を滅菌します。ホルマリンは人体に有害ですが、排出の際には無害化する装置が内臓されていますので安心して使用する事ができます。高圧蒸気滅菌器とホルマリンガス滅菌器を併用する事で材質を問わず幅広い滅菌処理が可能となっています。
患者様のお口に入る診査用具一式は厳重な滅菌処理の後、1セット毎に専用パックに梱包しております。治療の直前まで開封しませんので、滅菌処理後の清潔な状態が保たれています。
患者様のお口に入るタービンも厳重な滅菌処理の後、1セット毎に専用パックに梱包しております。
水や風を注水する先端のチップです。お一人様ずつ滅菌して交換します。
歯を削るダイヤモンドバー、歯型を取るトレー、唾液を吸引するホースの先のゴム製チップ等、一人に1セット用意し、使用する毎に滅菌します。属以外のものでも、 口に入るものはすべて滅菌します。
滅菌処理をしたものを紫外線滅菌庫で使用直前まで保管します。清潔な状態を使用直前まで保つ事が可能です。
院内で滅菌不可能なものは、厚生労働省が定める医療法人に基づくガイドラインをクリアしている 滅菌事業所に委託しています。(鴻池メディカルへ委託)院内での滅菌と外部業者への滅菌委託を連携させる事で、より堅牢な滅菌システムを実現しています。